28歳ゆとり世代、うつ病になりました。

28歳ゆとり世代、うつ病になりました。

普通じゃない、ただそれだけのこと

僕は普通じゃない

そう思えたら楽に生きられる気がした

 

多くの日本人は他人と違うことを「悪」だと捉える

多くの日本人は挑戦することを「愚か」だと捉える

多くの日本人は失敗することを「哀れ」だと捉える

 

子供の頃からこれらを刷り込まれる

「美しき日本の学び」として

 

皆が苦しんでいるのに

一人だけ楽をしてはいけない

 

優劣を付けず、皆が平等であるべき

 

強者は弱者に情けをかけるべき

 

そんな言葉の羅列ばかりだ

 

僕は昔から目立つのが好きだった

 

それは誰かから認められたい、とか

誰かを振り向かせたい、とか

自分がやらなきゃいけないんだ、とか

 

そういう独りよがりな考えじゃなくて

みんなで一緒に「楽しみたいから」

ただそれだけだったんだ

哲学的でも論理的でもなくて

ただただ「その時」を楽しみたい

そんな純粋な気持ちでいつも先頭に立ってた

 

さいころから野球をやってたけど

長いキャリアのわりに腕は上達しなかった

下級生に抜かれることなんて当たり前だった

バカにされることなんて当たり前だった

 

誰よりも先にグラウンドに立って、

足が遅かったけどどこでも全力疾走して、

どんなことでも一番に終わらせて、

皆が嫌がってたことも自分から進んでやって、

誰よりも長くグラウンドに立ってた

 

それでも結果はついてこなかった

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もう10年以上前の事だけど

いまでもよく覚えてる

 

その時はこうやって考え込んだりしなかったし

ただ毎日を生きるのに必死だった

 

社会人になっても草野球をかじったりして

なんだかんだ約17年くらい野球につぎ込んだ

 

けど正直、野球が楽しいって思ったことはほとんどない

 

自分がプレイヤーになるより、観客でいたほうが楽だった

 

レギュラーでいるよりベンチでギャーギャー言ってるほうが好きだった

 

後輩達にノックしたり

先輩達と一緒にバッティング練習したり

部室で夜遅くまでモンハンしたり、

 

こんなことを言ったら昨今の球児達には大変申し訳ないが

 

試合をしているときより

練習をしているときのほうが数倍楽しかった

 

多分、心からそう感じてたんだと思う

 

僕は変わってる。

僕は普通じゃない。

僕は皆と同じじゃない。

 

ねじ曲がった形だけの厨二病じゃない

自分の本心に従って生きていた

 

誰かのせいにして満足したいわけじゃない

何かのせいにして共感を得たいわけじゃない

 

そのまま生きてこられたら

ここまで生き苦しくならなかったかもしれない

 

ここまで抱え込まなくてよかったのかもしれない

 

そう、僕自身が締め付けられていることに気づいてしまうまでは…