28歳ゆとり世代、うつ病になりました。

28歳ゆとり世代、うつ病になりました。

「もう少し気楽に生きていいと思うよ」

担当医に言われた言葉

 

たった一行の文章を聞いただけで

少しだけ何かが軽くなったような気がする

 

「軍曹くんは20代では抱えないような問題を

いくつも同時に抱えてきて、

時間が無い中でも自分なりに考えて努力して経験して、

ずっと心の隙間がないままここまで来てしまった様な気がする」

 

僕なら出来る

 

僕なら出来る

 

僕なら出来る

 

ずっとそう思ってきた

 

どんな事を言われてもその期待に応えてきた

どんな事も自分の力で乗り越えてきた

どんな事も自分なりに努力して結果を出してきた

仕事の効率化について毎日試行錯誤してた

常にプライベートの充実について考えてた

毎日家族の事を気にしていた

ずっと人生について考えてた

本を読んだり誰かの話を聞いたり何かを作ってみたり

毎日ビジネスの勉強してた

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そんな事みんなしてる思ってた

 

そんな事当たり前だって本気で思ってた

 

僕より時間が無い人はたくさんいる

 

残業続きで帰宅する時は日付が変わってる

 

帰宅後は食事と寝ることしか出来ない

 

今の場所を出ていけない

 

逃れられないしがらみに囚われてる

 

毎日頑張って仕事をしている

そういう人達に比べたら僕は自由だ

 

自分の時間があって

日々の業務にも少し余裕があって、

 

「僕は恵まれている」

「今日と同じ日を繰り返しちゃいけない」

「毎日の積み重ねを欠かしてはいけない」

 

18歳の働きだしたあの日から

ずっとそう思ってた

 

僕はガス抜きをしないんじゃない

「ガス抜きする方法を知らない」んだ

 

人から言われたことはすぐ忘れるし、

いっぺんに言われたらパニックになるし、

物忘れ激しいし、

1つの事しか集中できないし、

 

僕には欠点しかない

 

僕は人より劣っている所が多いか

誰よりも努力して穴埋めをしなきゃいけない

 

みんなのペースについていかなきゃいけない

 

そう思って少しずつ余裕を無くしていった結果が

心に闇を抱えた原因なのかもしれない

 

「もう少し気楽に生きていいと思うよ」

 

言葉の力が僕の手を引いてくれたのかもしれない